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AFLの戦い方 第17回 <マークの価値が暴落??>

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2015/05/07

「マーク」の価値がどんどん下がっている。
 
オーストラリアンフットボールでは15m以上キックされたボールをノーバウンドでキャッチすると、「マーク」となり、フリーキックがもらえる。

そのため、プレイヤーは空中のボールを競りあってマークを取りたがるが、ゲームスピードが上がりつつある現在、マークからすぐにプレーオンする戦術をとるチームも増えてきた。
 
2014年シーズンはカールトン・ブルーズが、「アタッキングチーム」として一貫した戦術を取り、マークの40%をプレーオン。

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AFLは、「マークコンテストはファンが見たいプレー」だとして、マークコンテストを妨げるファールを厳しくとるなど、マークコンテストの迫力には気を使っている。
 
しかし、クラムプレー(高く上がったボールに対してフォローに入るプレー)が成熟し、マークを取った後もすぐにプレーオンするのが普通になっている近年、マークをとってフリーキックを得る事にそこまで価値はない。
 
スピードのある低いボールを蹴り、バウンドをしてもきれいにピックできればそれでいいのではないか。マークする代わりにクラマーにタップで落としたほうがより速く前線にボールを運べるのではないか。そういったアイディアが広まりつつある。

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例外はゴールレンジでのマークだろうか。
 
ゆっくりと30秒を使ってセットショットができるエリアでのマークは他のエリアにはない価値がある。しかし、これも考え物。
 
特にセットショットが不得意な中盤のプレイヤーは、ボールを動かし、自分も走りながらリズムを取ってキックしたい。そんなプレイヤーにとってセットショットはプレッシャーがかかるだけでメリットはあまりない。
 
「マークを取るとフリーキックがもらえる。」という誘惑に負けていないか?
 
フリーキックを獲得し、キックの準備をしているうちにディフェンスはせっせとセットアップする。
ハイマークを取るとキックをセットするまでに時間がかかる。
「ハイマークを取る」ということに満足しすぎていないか?
 
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目的はゴールだ。
マークは目的を達成するための選択肢の一部である。
 
優先順位を間違えてはいけない。
マークコンテストの誘惑に負けてはいけない。
求められているのはボールを「速く」動かすことだ。
それはハンドパスでも、転がすキックパスでも、ランニングでも構わない。
 
なぜ15m以上キックした際にのみマークとなってフリーキックが与えられるのか。
 
それは、ハンドパスやランニングの多用を防ぎ、ボールのターンオーバーを増やして試合を活性化し、ゲームを鮮やかに演出するためのルールではないだろうか。

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ゲームスピードが著しく上がった現在では、ゴールへ確実にアタックするという目的を見失う罠に見えてしまう。
 
あと数年はロングキックの回数が減り、マークの回数が減る傾向が続くだろう。そして、ゲームスピードが上がるところまで上がり、細かく動けるプレイヤーが極端に多くなるはずだ。
 
再びマークの価値が上がる日が来るのはそれからだ。
 
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